(書き込み 座長・志らく)
全稽古が終了。最後の最後に自分の役をリアルに考えすぎてしまい、芝居がおかしくなる。志らくは志らくのままでいいと悟る。談志が、こいつは演技なんかしていない、自分を表現しているだけだ、と評価してくれたことがある。その言葉を思い出した。私が楽しめればこの芝居は成功するのです。
前回の「
文学狂男」が狂気の世界ならば、今回は実に
ストレートな世界。ただ、好きだとか愛しているとか、友情なんという言葉を一切使わずにそれを表現するかが勝負。そして志らくの落語感をどこまで表現出来るか。稽古をおえての感想は、自分の頭に描いていたものはほぼ表現出来そうである。落語とは全く違う が、でもそれは落語であるという世界を創れたはずだ。
稽古日数23日。12時から20時まで。達者な役者をどこまで上の
ステージにあげられるかを演出の課題にしてやってきた。
落語を一席演じてからの芝居。志らくが舞台上で狂い咲く。そして魅力溢れる役者達が舞い踊る。私は
オーケストラの指揮者でもあるが、指揮者が自ら
バイオリンを演奏し、ソロまであるようなステージが今回の芝居だ。
志らく落語の進化の過程の脱皮が今回の舞台。私を信じてついて来てくれた役者のみなさん、スタッフの面々に感謝。
そして私の落語に興味が少しでもある人はどんなことをしても観ていただきたい。
いや、この日記を読んだ方は、お手数ですが必ず紀伊国屋ホールにご来場くださいますよう、お願いをする次第で。 立川志らく。
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